「生はちみつ」の【効果・効能】については、様々な報告が上がっています。
食用としてだけではなく、健康や美容のためにも昔から使われてきています。
”生はちみつ”にはどんな「効果」や「効能」があるのでしょうか?
整腸効果について
”生はちみつ”には加熱殺菌された、”はちみつ”に比べて多くの酵素(グルコン酸
・乳酸菌・オリゴ糖など)が生きたまま含まれています。
これらの酵素は「腸内フローラ」と呼ばれる、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランス
を整える効果があります。
乳酸菌やオリゴ糖は、よく耳にしますが、グルコン酸は別名「はちみつ酸」と
呼ばれるほどハチミツに多く含まれ、体にとって非常に有効な効果を発揮します。
グルコン酸
多くの天然食品中に含まれるこの有機酸ですが、はちみつに含まれる約70%の
有機酸がこのグルコン酸に当たります。
このグルコン酸の凄いところは、通常の有機酸は小腸で吸収されてしまうため
便秘などの問題が起こりやすい大腸には届きづらいのですが、
グルコン酸は約80%も大腸に届くのです!
そして、大腸に届いたグルコン酸はビフィズス菌を増やします。
実は、ビフィズス菌を増やせる唯一の有機酸はグルコン酸だと言われています。
ビフィズス菌を増やすことにより、
・腸内の腐敗産物の生成を抑制
・ビタミンB群
・腸の運動を促し便秘を防ぐ
・免疫力を上げる
・発ガン物質の生成を抑制する
などの効果があるのです。
ある実験ではグルコン酸を2週間摂取続けた女性の50%以上が便秘の解消と
便通の解消が見られたという実験データも上がっています。
”生はちみつ”ではこの成分が、ハチミツと比べ失われずに残っているので
毎日の食事に砂糖の代わりに少し使うだけで、健康な「腸内フローラ」を維持
することができるのです。
殺菌・抗菌効果について
はちみつには殺菌・抗菌効果があると言われています。
古来より様々な薬効があると言われており
「心地よい言葉は、蜂蜜のように魂に甘く、身体を健やかにする」
と、旧約聖書にことわざとして出てくるほどです。
古代ローマでは、はちみつで浸した包帯を傷の治療に使っていました。
この時代には、はちみつを加熱殺菌するという考えはなく、
使用されていたのは、”生はちみつ”だったのではないかと考えられます。
実際に雑菌の繁殖等を防ぐ効果があり、火傷や外傷に塗っても効果がある
と言われています。
さらに腸内に発生するチフス菌・パラチフス菌・赤痢菌などを死滅させ
感染症の予防効果が期待できます。
抗炎症作用・鎮静作用・咳止めの効果もあると言われています。
「はちみつ大根」などが有名ですね、実際に風邪の時に作ってみましたが
かなり効果があり、喉の痛みや咳が早くひきました。
”生はちみつ”の中でも、特に、この殺菌・抗菌効果が最も優れていると
いわれるのが「マヌカハニー」。
ニュージーランドに自生する「マヌカ」の木から採蜜されて、つくられた”生はちみつ”。
マヌカハニーの殺菌・抗菌効果は科学的にもちゃんと証明されていて、
商品のボトルには、その効果を数字化した表示がされています。
疲労回復について
・肉体疲労
”はちみつ”は、栄養価が非常に高く、
・グルコース(ブドウ糖・果糖)
・カルシウム・ビタミンB1・B2、葉酸を始めとしたビタミン群
・鉄分や約22種類のアミノ酸
・約27種類のミネラル
・約80種類の酵素
など多くの成分が含まれています。
約80%がグルコースで構成されている、はちみつは小腸にそのまま吸収される
ため速効性があります。
そのため、スポーツ選手に好まれ、ハチミツレモンとして食べられているのを
よく聞きます。
レモンの持つクエン酸と合わさることでより疲労回復効果がさらに上がるようです。
さらにミネラルやカルシウムを始めとした疲労により失われた成分も同時に補給
することができます。
こうした成分は加熱をしてしまうと失われてしまうため、”生はちみつ”の状態の方が
より多く疲労に効く成分が含まれたままになります。
・脳内疲労
脳の疲労は、脳内の糖分不足により起こります。
脳や神経系は、血液中のグルコースしかエネルギー源にする事が出来ません。
脳内の糖分が不足するとイライラしたり、集中力が低下したりなどの悪影響も
出てしまいます。
”生はちみつ”の約80%はグルコースで出来ているので、はちみつを摂取すると
すぐに脳内に届く栄養になるのです。
そのため、仕事終わりに食べて疲れをとるのも良いですし、忙しくなる前に
一口食べて脳に栄養を与えるのもオススメです。
睡眠の質、向上について
“生はちみつ”は、睡眠の質をよくしてくれる「トリプトファン」が、多く含まれているのと
睡眠時の脳の栄養となる「グルコース」が多く含まれています。
トリプトファンは、人間の体内で合成のできない必須アミノ酸なので、食事などできちんと
摂取しなくてはいけません。
人は睡眠をするために、自律神経のうちの「副交感神経」を優位にします。
その副交感神経を優位にするためには、『幸せホルモン』とも呼ばれる「セロトニン」の分泌が欠かせません。
トリプトファンは、セロトニンの分泌の元となり質の高い睡眠へと導いてくれます。
セロトニンには他にも効果があり、ストレスの緩和に大きな効果があります。
疲れている時にセロトニンの分泌量は低下するので、そういう時こそ“生はちみつ”の甘さと、
トリプトファンで、リラックスした気持ちで、ぐっすり眠りたいですね。
睡眠時はノンレム睡眠という、{夢を見ない深い睡眠}に入った時に脳は休息します。
その際に、グルコースを栄養として取り込むのです。
寝る前の”生はちみつ”が、おススメ
寝る前に、大さじ1杯〜2杯を人肌程の白湯に混ぜて飲むのがオススメです。
是非、今夜から“生はちみつ”を使って、質の高い快眠生活を手に入れてくださいね。
新陳代謝の促進について
“生はちみつ”に、含まれる多くの栄養素は身体のホルモンを活性化します。
ホルモンには新陳代謝をあげる成長ホルモンなどがあります。
このホルモンは睡眠時に多く分泌されるため、“生はちみつ”により、睡眠の質の向上と
ホルモン分泌に欠かせない豊富な栄養素が新陳代謝の向上につながるのです。
新陳代謝が上がると、お肌のターンオーバーにも繋がるうえ、脂肪燃焼などにも
効果が期待できます。
ダイエットについて
“生はちみつ”は、砂糖と比べてカロリーが少ない、ということを知っていますか?
ダイエット中は甘いものが、欲しくなりますよね?
そんな時は砂糖の代わりに、是非、“生はちみつ”を使ってみてください。
“生はちみつ”は、脂肪になりづらいのに加えて、腸内の環境を整えてくれるので
ダイエットに非常に効果的です。
ただ、気をつけなくてはいけないのは、“生はちみつ”は、加熱してしまうと栄養素が
減ってしまうという事です。
加熱調理には、使わない方がオススメです。
さらに、“生はちみつ”は、新陳代謝も向上させ脂肪燃焼を睡眠中にしてくれます。
眠っているだけで痩せられるうえ、お肌も綺麗になっていく素晴らしい食材なのです。
超簡単!「生はちみつダイエット」
「生はちみつダイエット」は簡単です。
睡眠1時間前に、無糖のヨーグルトや白湯に混ぜて摂取するだけです。
食事制限のように、ただ体重を落とすだけでは無く、健康的に正しい身体のサイクルで
あなたも、ダイエットしてみませんか?
花粉症について
毎年、春先になると「花粉症」に悩まされるという方は多いと思います。
とっても辛い「花粉症」、”生はちみつ”を日常的に摂って改善されることも
あるんですよ。
えっ?
「花粉症」なのに、花の蜜?
と、思われるかもしれませんが、秘密は”生はちみつ”に、豊富に含まれている
ポリフェノールにあります。
花粉症の原因「花粉」が体内の粘膜に付着すると、私たちの身体はヒスタミン
という物質を大量に放出します。
このヒスタミンを、放出することであらわれるのが、鼻水やくしゃみ、かゆみ
などのアレルギー症状。
”生はちみつ”に含まれるポリフェノールには、このヒスタミンの放出を抑える
効果があるんです。
喉ケアについて
”はちみつ”と言えば、「喉が痛む時に飲む」というイメージが強い人もいると思います。
お湯に溶かして飲んだり、そのまま食べる方もいらっしゃると思います。
また、「喉」を使うお仕事などで、毎日のケアとして使われる方もいると思います。
”生はちみつ”は、加熱処理をしていないので加熱処理をした”はちみつ”に比べ、
とても高い殺菌能力が備わっています。
また、ハンドクリームやリップクリームにもよく使われている様に、”はちみつ”自体には、
とても高い保湿効果があるのです。
加熱処理をしないことで、大事な成分が破壊されずにより良い状態で取り入れることができます。
抗生物質が飲めない妊婦さんやお薬に少し抵抗があるお子様(1歳を超えた)でも、”生はちみつ”
なら安心して、美味しく食べることができますね。
痛む喉のケアだけでなく、寒くなる季節に予防としても大活躍しそうです。
口内炎について
”生はちみつ”には、「口内炎」を早く治す効果もあります。
早い方ですと、なんと!一日で治ったという方もいらっしゃるそうです。
もちろん個人差はありますので、ゆっくりじくり治していきましょう。
市販のお薬などを塗っても、なかなか治らなかったり、あのベットリとした苦味のある薬を
口の中にいつまでも塗っておくのはとても不快ですよね。
口内炎は、様々な要因からなるものですが、ビタミン不足もその内の一つです。
特に、ビタミンB2の不足で口内炎はできやすくなると言われています。
”生はちみつ”には、そのビタミンB2も多く含まれていることから、治りやすいと言われている
のではないかと思います。
一番は、やはり規則正しい生活を心がけることですが、多忙な毎日に口内炎ができてしまった時は、
効果抜群でさらに美味しく治せる、一石二鳥の”生はちみつ”に頼るのもいいでしょう。
血糖値抑制について
いい事ばかりの”生はちみつ”ですが、まだまだ魅力的な効果があります。
女性の多くは、普段から食事に気を遣いながら体型の維持やダイエットをしているのでは
ないでしょうか。
「血糖値」が急激に上昇することで、太りやすくなると言われている様に、太りにくい体作りは、
まず血糖値を緩やかにあげて行く事がポイントです。
”生はちみつ”に含まれる糖は、砂糖などに比べると急激な血糖値の上昇はなく、緩やかに
血糖値をあげていきます。
そうすることで糖の吸収を抑え、同じものを食べたとしても太りにくくなります。
さらに”生はちみつ”は、砂糖に比べカロリーが低いうえに、甘みを感じやすいそうです。
少量で十分な甘みを感じられるので、普段砂糖を使うところを”生はちみつ”に置き換えるだけでも
効果はかなり期待できそうです。
その様な点から糖尿病の方も”生はちみつ”は、安心して食べられるようです。
しかし、”生はちみつ”も「糖」であることには違いありません。
くれぐれも過剰摂取にならないように、医師に相談の上、摂取しましょうね。
造血作用について
「造血作用」についてですが、女性は毎月訪れる生理で貧血気味になる方も多いと思います。
その度に、鉄分の多い食べ物を摂取しているのではないでしょうか。
実は、”生はちみつ”にも貧血に効く効果があり、血液の中のヘモグロビン濃度を上げて
くれるのです。
血液は、人間が活動していくうえで欠かせないものです。
その血液が足りていないという事は、とても大変なことなのです。
”生はちみつ”には、「葉酸」が多く含まれています。
葉酸は、血液を造るのにとても重要な成分です。
葉酸は熱に弱く、加熱処理を施した”はちみつ”では、その大部分が失われてしまいます。
しかし、加熱をしない”生はちみつ”なら、その成分もしっかりと摂ることができます。
また、”生はちみつ”は、鉄分の吸収を促す成分もあるとされることから、ほうれんそうやレバーを
単体で食べるより、工夫してメニューに取り入れる事で効率よく鉄分を摂取することができます。
普段の生活から取り入れて、常にいい血液状態でいられるようにしたいですね。